子どもの歯ならびお助け歯科衛生士

お口から心もカラダも健康な子どもたちを増やし、家族の笑顔に繋げる!

日本人が牛乳信者になったわけ

乳がんと牛乳」を読んで
内容のひとつに、日本人がどうして
ここまで牛乳信者になったのか!?という
理由がわかったので、記録に残しておきます。


『スポック博士の育児書』という、
1946年から過去50年間にわたって
聖書の次に売れたと言われ
世界中の子育てに大きな影響を与えた本があります。
日本でも、赤ちゃんが生まれると
お祝いにこの本を贈ることが流行ったそうです。

そして、日本の母子健康手帳、副読本は
このスポック博士の育児書を参考にして作られました。

スポック博士の育児書の初版~第六版までは
「牛乳には、人間の体に要る、ほとんど全部の
成分が含まれていて良い。
牛乳はカルシウムを多く含んでいる唯一の
食べ物なので、どんなかたちにせよ
よちよち歩きの子には、1日に450~600cc
もっと大きな子には700~950ccの牛乳を
与えなければいけない」
と牛乳を推奨しています。

しかし、1998年の第七版からは
180度内容が変わり
「子どもに、牛乳を与えてはいけない」
「子どもは母乳で育てるのが自然であり、
離乳期を過ぎたら植物性の食品を食べさせよ」
と、牛乳を反対するようになりました。

スポック博士自身も
88歳になった1991年から
牛乳・乳製品を完全に断ち
長年、抗生物質治療をしていても治らなかった
慢性気管支炎が消え、まわりの友人たちも
持病や心臓病が治ったと書いてあるそうです。

英語版での最新版は
2004年に発売された第八版になり
amazon等で確認できます)

「もはや2歳を過ぎた人間に牛乳を勧められない。
たしかに、牛乳が望ましい食物だと
考えられていた時期もあった。
しかし最近の多くの研究や臨床経験に基づいて
医師も牛乳・乳製品は良いとする考えを
見直さざる得なくなったのである」

そして、牛乳を子どもに飲ませないことを強調し
「がん、肥満、鉄欠乏性貧血、喘息、中耳炎、
皮膚疾患、胃痛、下痢」
その他多くの病気が、牛乳消費によって
引き起こされると書かれています。

なぜ日本語版の最新版が
第六版に留まっているのでしょうか?

内容的にかなり改訂されている
第七版、第八版の日本語版を出すか
それができないのであれば
第六版までは絶版扱いにし
販売すべきではないのでは?


日本の母子健康手帳、副読本には
現在も記載されています。


牛乳・乳製品が身体に良いとされる情報が
毎日メディアや広告媒体によって発信されています。
もちろん、スポンサーにとって
都合の悪いことは流せません。

今でも日本人が強固に牛乳を盲信しているのは
企て、企んでいる企業があるからだと思うのです🦷💦
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