2025-2030年版アメリカ人のための
食事ガイドラインが大刷新されました!

何が変わり、何が変わらないのか?
2026年1月7日、
アメリカの厚生省(HHS)と
農務省(USDA)による
「Dietary Guidelines for Americans, 2025–2030(アメリカ人のための食事ガイドライン)」が
公表されました。
これは数十年ぶりに栄養政策の
大きな方向転換となる内容で、
これまでの栄養指導の枠組みを
見直すものとして話題になっています。
私の離乳食に対する考え方が
変わったことにもつながるので、
自分の頭の整理も兼ねてまとめてみました。
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1. 「リアルフード(本物の食べもの)」を中心に据える
新ガイドラインの中心メッセージは、
これまでのように
「栄養素の数値だけを追う」方向ではなく、
「質の高い、最小限に加工された食品(real food)」を食べようというものです。
従来の“カロリーや特定の栄養素だけ”
というアプローチから
“食品そのものの質・全体像”を
重視する方向へのシフトです。 
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🍽 2. 肉・動物性脂肪に対する見方(従来より柔軟に)
✔ タンパク質の重視
新ガイドラインでは、タンパク質を
毎食の中心に置くことを推奨しています。
以前の推奨量(体重1kgあたり約0.8g)を超え、
1.2〜1.6g/kg/日という数値も示されています。
この数字は、筋肉維持・満腹感・代謝健康などの
観点からも根拠のある範囲とされています。 
✔ 動物性脂肪・乳製品の扱い
これまで避けられてきた全脂乳製品(full-fat dairy)についても、
「加糖でない限り適量はOK」と
明示されるようになりました。
脂質全体を避けるのではなく、
食品の形で摂る質の良い脂質を
評価するという姿勢です。 
つまり「肉を食べろ」という単純な指示ではなく、
• 全体のバランス・食品としての質
• 活動レベル・年齢・体格ごとの適応
といった視点が入っています。
一方で、この柔軟な見方に対しては、
「アメリカ人の平均的なタンパク質摂取量は
すでに十分で、肉・脂肪の推奨は過剰ではないか」
という懸念も一部で示されています。 
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3. 加工食品・添加物・人工甘味料への厳しい視点
新ガイドラインは、高度に加工された食品や
添加物、人工甘味料に対して明確に否定的な
立場を示しています。
• 高度に加工された食品は強く避けるべき
• 人工甘味料は常用しない方が良い
というように、ただ「減らすべき」と
やわらかく注意を促すのではなく、
科学的に懸念があるものを具体的に
指摘する形になっています。 
糖質についても、
従来の「1日のカロリーの10%未満」
という枠に加え、1食あたりの添加糖が10g以下
など、よりわかりやすいガイドラインが提示されています。 
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4. 食の「見直し」とは何か?
今回のガイドラインは、単に推奨食品の
入れ替えをしただけではありません。
政策の方向性自体を転換する(フレームワークの変化)という意味があります。 
具体的に変わった点
• 伝統的な「MyPlate(円形の食品案内)」から
修正されたピラミッド型へ(質を重視) 
• 食品の全体的な構成や「食べものとしての質重視」へシフト 
• 子どもから高齢者まで、生涯を通じた栄養のバランスが明示されている(政府文書) 
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5. 一部で批判や議論も
このガイドラインは、すべての専門家から
歓迎されているわけではありません。
一部の栄養学者や団体は
• 肉・飽和脂肪の推奨は心血管疾患リスクの点で懸念がある
• 科学的根拠の強さに疑問がある
といった批判も出ています。 
つまり、これは栄養学の最終確定版ではなく、
政策と科学の交差点の最新形でもあります。
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6. 日本人に当てはめるとどうか?
このガイドラインはアメリカの国民向けに作られたものですが、日本でも
• 生活の欧米化
• 高度加工食品の増加
• 肥満・糖尿病などの生活習慣病増加
といった傾向が広がっています。
そのため、単純なコピーではなく
「質の高い食品・加工食品を避ける」
という根本思想は参考になる可能性が高いです。
ただし、肥満傾向・身体組成・食文化が異なるため、
日本の食事摂取基準(厚労省)、疫学的知見、各種ガイドラインと合わせて読解することが重要です。
たとえば、日本の「食事バランスガイド」は
✔ 食品全体のバランス
✔ 多様な食材の摂取
を重視する構成で、健康寿命延伸の観点から
整えられています。
これはアメリカのガイドラインとも
重なる点がありますが、
過度な動物性食品の増加や飽和脂肪の扱い方などは、日本人の疫学研究と照らし合わせた検討が必要です。
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参考文献・情報源
• U.S. Department of Health and Human Services, USDA: press release on 2025–2030 Dietary Guidelines 
• Medical News Today: summary of key changes (protein emphasis, full-fat dairy, reduced processed foods) 
• Craig McCloskey: real-food first perspective on the guidelines 
• Nutrition Insight: debate on saturated fat & scientific basis 
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まとめると
新ガイドラインは
✔ 「何を減らすか」から
✔ 「何を食べるか」へ
という栄養政策の根本的な転換を目指しています。
そして、
栄養学は常に新しいエビデンスで更新される領域です。
政策や実装には政治・産業構造も影響します。
だからこそ、
ひとつのガイドラインを鵜呑みにせず、
日本の文化・体格・生活環境に合わせて
読み解く視点が必要があると思います🤔