調べてみると、フッ素とは元素記号「F」
塩素と同じ族に属するハロゲン元素
フッ素はとても反応性の強い元素で
自然界では単一の元素として存在することはなく
自然の状態では、多くはカルシウムや
アルミニウムと結合して主にホタル石や氷晶石など
岩石の成分として安定した状態で存在し
毒性はほとんどないとのことでした。
むし歯予防に使われるフッ素と呼ばれているものは
水溶性のフッ化物のことで(主にフッ化ナトリウム)
薬事法上では100％粉末では劇薬指定となっていて
含有量が1％未満になると普通薬となるそうです。
普通薬とは誰でも買える市販の風邪薬
鎮痛薬、胃腸薬などがそれにあたります。
日本で売られているペースト状の歯みがき剤
ほとんどにフッ化物が含まれています。
(フッ化ナトリウムorモノフルオリン酸ナトリウム)
このフッ化物濃度は主に500～1000ppmです。
※2017 年 3 月 17 日から
フッ化物イオン濃度(フッ素濃度)1000~1500ppm の
フッ化物配合歯磨剤が日本ではじめて医薬部外品として
厚生労働省が承認しました。
フッ素と歯みがき剤などの含まれるフッ化物は
違うものですが読みやすくするために
以下文章からはフッ化物をフッ素と記載します。
国が定めた安全な基準値があるから大丈夫!?
環境省は、フッ素を環境汚染物質と定めていて
環境中や飲料水にフッ素がこれ以上あっては
いけないという「環境基準値」があります。
https://www.env.go.jp/kijun/wt1.html
たとえば、工場から排出される水は15ppmまで
水道水なら0.8ppm以上は飲料不可です。
歯みがき剤や歯科などで塗布されるフッ素塗布
の場合は「飲み込まない」のが前提なので
1000ppmもの高濃度のフッ素が配合されています。
歯科や保健所で塗布するフッ素濃度は9000ppmです。
歯みがき粉は少量だから大丈夫!?
量ではありません。濃度です。
ppmとは1000万分のいくらかと濃度を表す数値で
考え方は％と同じです。
分かりやすく食塩水に例えて説明すると
1000ppmは0.1ｇ(％)なので
水道水:10Lの水に0.8gの塩を溶かしたもの
歯磨剤:10Lの水に10kgの塩をとかしたもの
歯ブラシにちょこっとつけても
1cmほどつけても、1000ppmは1000ppmです。
基準値の1000倍～1万倍の濃度のものを
口に入れるリスクをどうとらえますか？
子どもたちは、うがいや塗布の際に間違って
高濃度のフッ素を飲み込んでしまわないでしょうか？
フッ素は自然界の至る所に含まれています
例えばフッ素が多いとされているお茶にも
0.5ppmほどのフッ素が含まれています。
なので、多くの歯医者さんは
それらと同じだから大丈夫だといいます。
私も歯科で働いていたときはそうお伝えしていました。
人工的に添加されたフッ素は
それらと同じなんでしょうか。
私も分からないんです、悩んでます😣
フッ素によって歯の質が強くなるのは
たしかだと思ってます。
なので、歯周病やエナメル質欠損によって
象牙質がさらされ虫歯になりやすかったり、
加齢によって歯茎が退縮して知覚過敏で
悩んでいる人には必要だと思います。
ですが、アメリカの歯科医師会では
2歳未満の子どもには使うべきではないとし
WHOは6歳未満の子どもが使う場合は
親の管理のもとで、ごく少量にすべきとなっています。
加えて、歯医者さんなんかで塗布される
フッ素塗布は、9000ppmという
高濃度のフッ素が使われますが
WHOでは「矯正治療をしている場合」
「がんの放射能治療を受けたため、
唾液が出にくい場合」に限り使用することとし、
8歳未満には推奨しないとしていますが
日本では1歳半健診でも塗布をしています。
多くの研究発表や論文、論争がありますが
今のところ、全世界フッ素禁止！になるような
実験結果やエビデンスはありません。
正解がなく何を信じるかは宗教と同じく人それぞれ
ただ、私が口にするものをなるべく
無添加にこだわる理由は
人工的で不自然なものが身体に入ると
添加物の分解や、不要なものの排泄の作業に追われ
余計な働きによって生命活動全体を
コントロールする機能が落ちるとともに
人工的で不自然なものが身体に入ると
不自然な体調を生じ、病気になってしまう
という考えだからです。
私たちは爪の端から髪の毛1本、細胞に至るまで
すべて日々の食べたものから作られています。
フッ素によって、歯の病気は減ったのでしょうか？
虫歯の子どもが減ったのは、ブラッシングや
定期検診の定着。保護者の歯に対する
知識の向上によるものが大きいと私は思います。
逆にフッ素しているから大丈夫と
食生活をおろそかにしてしまうほうが
危険だと思っています🦷
