子どもの歯ならびお助け歯科衛生士

お口から心もカラダも健康な子どもたちを増やし、家族の笑顔に繋げる!

③赤ちゃんの夜泣き対策

人間の赤ちゃんは夜泣きするのがあたりまえ
と、前回胎児の時からのなごりをお伝えしました。

でも、何度も起こされるとお母さんは大変💦

しかし、お母さんだけでなく赤ちゃんにとっても
夜泣きで抱っこされたり、おっぱいを
吸わされることは辛いことなのです。

赤ちゃんも辛いとは、どういうことか?

みなさん寝言って知ってますよね。
寝ている時に喋ったり、笑ったり、怒ったり、
びっくりしたり、寝返りで動いたり

その寝言に対して他者が返事をしたり
会話をしてはいけないということを、みなさん
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

昔の考えでは、寝言を言っているときは、
寝ている人の近くに霊が来ていて
その霊と会話をしているから邪魔をしたら
霊が怒ってしまうとか、
その人の寿命が縮むなどと言われていますが、

科学的にいわれているのは
レム睡眠の邪魔をしてしまうので良くない」
ということです。

私たちは睡眠中に「レム睡眠」と
「ノンレム睡眠」を繰り返しています。

「ノンレム睡眠」は深い眠りのことで、
脳も体もゆっくり休んでいて、話しかけても
ちょっとやそっとのことでは起きません。

レム睡眠」は浅い眠りのことで、
脳細胞が活発に働いているけれど、
体は休んでいる状態です。
この時に人は夢をみます。

寝言は「レム睡眠」の時に起こっているので、
寝言に返事をするのはレム睡眠の邪魔をし、
睡眠不足の状態になるそうです。

また、「レム睡眠」の時は周囲のことを
ある程度把握していると考えられています。

体は休んでいても脳は起きているので、
脳が反応してしまいます。
そのため、寝言に返事をされると
「会話を続けなければいけない」
「返事をしなければ」という気持ちが働き、
脳に負担がかかります。

寝言に返事をすることが続くと、
ダメージが蓄積されていき、ストレスになったり、
体の疲労回復が行われず体調を崩したり
するといわれています。

あながち、昔の人の寿命が縮むという考えかた
間違っていないんじゃないでしょうか。

こういった理由から、寝ている人は、
ゆっくり寝かせてあげるのが大切なのです。

赤ちゃんの夜泣きにもどりますが、
じつは赤ちゃんはまだ話せないので寝言は泣き声です。
これを「寝言泣き」といいます。
寝返りが出来ない子なら、体をビクッとさせたり
手足をバタバタさせたりします。

多くの夜泣きは、毎回お母さんに何かをしてほしいと
要求しているわけではありませ。

要するに、赤ちゃんが寝言泣きをするたびに
オムツをチェックしたり、
おっぱいをあげたりすることは
無理やり起こしているということになります。

ここを勘違いしてしまうと大変です!

寝言泣きのたびに、起こしてしまうことが続くと
寝不足だけでなく、浅い眠りのたびに
目を覚ます癖がついてしまい、お母さんにとっても
赤ちゃんにとっても大きな負担になります。

レム睡眠
新生児で40〜50分
3ヶ月で50〜60分
2歳で75分
5歳でようやく大人と同じ90分に近づきます。

これを目安に、
赤ちゃんが夜中40〜60分ごとに泣くのは
「寝言泣き」の可能性が高いということを
頭に入れて、夜泣きした赤ちゃんを
2〜3分何もせず観察してみてください。

自分が寝言を言ったときに、夫にどうしたの?
とゆすって起こされる日が続いたら、
誰だってイライラしますよね。
赤ちゃんも同じです。ほっといてあげましょう😉

もうひとつ、歯科食育士の観点から
夜泣きの原因になる食べ物に
ジュースや砂糖などが含まれるお菓子があります。
詳しくは調べてみてほしいのですが、攻撃ホルモン
アドレナリが分泌され、その働きにより
寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなります。

ジュースや砂糖たっぷりのお菓子は
2歳までは与えないよう気をつけたいですね🦷💕

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