子どもの歯ならびお助け歯科衛生士

お口から心もカラダも健康な子どもたちを増やし、家族の笑顔に繋げる!

早食い、丸飲みをやめさせたい

離乳の間に、あまり噛まなくてもいい
ドロドロや柔らかいものばかりをあげていたり
離乳の完了が早い傾向があると、早食いや、
丸飲みに近い食べ方になることがあります。

もちろん、お口の機能に問題があったり
歯並びが悪い場合も早食いや丸飲み
お口をあけてくちゃくちゃ食べたりの原因になります。

しかし、早食いや丸飲みする子たちの多くは
食欲が勝り、たくさん食べたい心理で
早く食べようと早食いや丸飲みになって
よく噛まないとなっている場合もあるので
お口の機能面のアプローチだけで、早食いや
丸飲みをやめさせることは難しいと思っています。

そこでまず確認するのは、
食事中にお味噌汁などの汁物以外に、
お茶や水などの水分をとっていないか。

もし、食べ物を水分で流し込んだりしている
ようでしたら、水分をとるのは食後にお願いします。
食べ物を水分で流し込まず、よく噛んで
唾液(つば)を出すことはすごく重要なことです。
唾液は食べ物の消化、吸収を助けるだけでなく
唾液に含まれるペルオキシターゼには
食品添加物や焦げなど、ほとんどの発がん性物質
対して作用を抑える働きがあるだけでなく、
老化現象などの身体に悪影響となる活性酸素
抑える効果があるといわれています。

もちろん、きちんと噛んで食べ物を唾液と混ぜ
飲み込みやすい食片にし、舌の上に運んで
ゴックンという正しい飲み込み方の為にも
必要なことです。

次に、噛んで食べるおいしさを味わえるように
食べ物を工夫してもらいます。
例えば、ご飯をおにぎりにする。
手づかみで食べるものを出す。など
少し大きめの物を前歯で噛みとって
食べさせる手づかみ食べの段階に
戻してあげることもします。

こうすることで、早く食べようとして
大きく噛みとってしまうと上手く食べられないので
自分で食べ物の量を調整することに繋がります。
赤ちゃん主導の離乳食BLWにも通じます🤗

そして、幼稚園くらいまでの子におすすめなのが
「これはどんな音がするかな?」
と、自分が食べ物を噛んでいるときの音を
聞かせる方法です。
噛むことを意識するようになるだけでなく、
味覚、聴覚、触覚などの五感をしっかり
使わせる働きかけです。
「ぼりぼりぼりって聞こえる」
「むんにゃーむんにゃー(笑)」など
子どもが新しい発見をして
噛む行動を引き出せる可能性があります✨

そして最後にお願いするのが
毎日忙しいお母さんたちに、ゆっくり食べる
環境作りはむずかしいことだと思いますが
一緒に食べる家族もゆっくり食べてほしいと
いうことです。
年齢が低いほど、子どもは周りの人たちの
真似をして成長し、それが習慣となります🦷💕

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